日本コカ・コーラは4月13日、レモンサワー「檸檬堂 定番レモン」「檸檬堂 塩レモン」「檸檬堂 はちみつレモン」を5月28日から九州限定で発売すると発表した。
日本コカ・コーラ
コカ・コーラグループは世界で展開しているが、アルコール飲料の販売は異例の取り組みだ。
同社の広報によれば「1970年代~80年代に米国でワイナリーを所有し、ワインの販売を行ったケースはあるが、コカ・コーラブランドの商品として、アルコール飲料は初めて」と言う。
缶チューハイの販売については、米国コカ・コーラのウェブマガジンの2月22日付の記事で、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニ社長が明らかにしており、日本限定での販売となる。
なぜ日本が他国に先駆けてアルコール飲料を発売することになったかについて、ホルヘ社長は記事の中で「日本コカ・コーラでは1年に平均100種類の新製品が発売されており、日々新しいテストが繰り返されている」と世界の中でもユニークな日本市場で成功するためだと説明している。
実際、日本コカ・コーラが現在抱えるブランドは50種類にも及び、4月16日に日本で新発売される「コカ・コーラ フローズン レモン」はコカ・コーラ史上初のフローズン飲料発売となる。
日本コカ・コーラ
特徴はアルコール度数の違い
最初のアルコール商品として「日本市場を研究した結果」缶チューハイの中でもレモンサワーが選ばれた。
「檸檬堂」ブランドとして3種類の味が発売されるが、特徴は果汁とアルコール度数に変化をつけている点だ。
「定番レモン」はレモン果汁10%、アルコール度数5%、「塩レモン」はレモン果汁7%、アルコール度数7%、「はちみつレモン」はレモン果汁7%、アルコール度数3%と3種類とも違う。
パイロット版として5月から九州限定で発売され、全国発売については未定だ。
研究のために開発部の人間は夜な夜な飲み歩いたのか、と言うBuzzFeed Newsの質問に対しては「今度、聞いておきます」とのことだった。